こんにちわ。
球場飯ドットコム管理人のシャインです。
今日お伝えするのは交流戦明けの最初の3連戦、6月30日に横浜スタジアムで行われたDeNA対広島戦の観戦記です。
この日は試合前から雨が降っていて、試合中も断続的に雨が降ったりやんだりの不安定な天気のもとゲームが行われました。
試合は後半に向かって、雨は止みましたが終盤に劇的な展開となる熱戦が繰り広げられました。
その模様をレポートします。
この記事の内容一覧
梅雨真っ盛り!試合前からグズついた天気の横浜スタジアム
この日は昼間から終始グズついた天気で、試合前から断続的に雨が降り続いていました。
雨天中止も少し頭によぎりましたが、横浜スタジアムは天気の悪い日も簡単には中止にせず辛抱強く待つことが多いので、よほど土砂降りにでもならない限り試合はやるだろうなとも思っていました。





この日の座席はライト側ホーム外野指定席
この日の座席はライト側のホーム外野指定席でした。
試合前から雨が降っていましたので当然ながら座席はビショビショです。



試合前、断続的に雨が強く降る時間もあった為、結局この日は試合開始が18時20分に変更となりました。
試合開始(20分遅れの18時20分プレーボール)
20分遅れの18時20分に試合開始となりました。
この日のベイスターズ先発は井納でした。

今年の井納は良い時と悪い時の出来がはっきりしています。
この日の井納は幸い良い時の井納だったようで、立ち上がりから落ち着いた投球を見せポンポンと広島打線を抑えていきます。
この時期の広島は相手チームの我々から見ても明らかに交流戦から続くチームの不調を引きずっているような雰囲気で、いつもの勢いが無いなぁという印象を持ちました。

試合は3回裏に広島先発・床田から筒香がレフト線方面にフライヒットを放ち、ベイスターズが先制します。

先発井納は結局6回まで散発の5安打無失点で抑えます。
いくら絶不調の広島打線とはいえ、この日の井納はまったく危なげなく安心して見ていられました。
そして、1対0の締まった展開でベイスターズは7回から継投に入ります。
1対0で勝っているという緊迫の場面で登板したのは勝ちパターンのエスコバー、パットンではなく、ベテラン藤岡でした。

エスコバー、パットンが登板過多になっていたので、どうやら最初からこの2人は温存する方向で決まっていたようです(結局エスコバーは延長戦で登板しましたが)
エスコバー、パットンにかなり負担がかかっていたので、ラミレス監督としたら一人でも多く勝ちパターンで投げられる投手が欲しかったのでしょう。
藤岡は今季、この日までずーっとビハインドの場面での登板や敗戦処理の登板を続けていました。そんな中で10試合投げて無失点という結果を残していたので、おそらくここで勝ちパターンへの昇格試験の場を与えられたのだと思います。
しかし、藤岡は先頭の鈴木にヒットを打たれ、続くメヒアに軽々とライトスタンドに運ばれわずか5分足らずで逆転を許します。
あっさりと勝ちパターンへの昇格試験で不合格になった形です。やはり藤岡には荷が重かったようですね…
井納の安定感抜群の投球で安心感が漂っていたライトスタンドに意気消沈の空気が漂い始めました。


この後、ベイスターズは7回8回にチャンスを作るもことごとくチャンスを逃し、どんよりとした沈痛な空気が漂ったまま1対2のビハインドで最終回を迎えます。
9回裏、広島のマウンドは中崎離脱後に守護神となったフランスア。
1死から大和が右中間にツーベースヒットを放ちチャンスを作りますが、続く乙坂は凡退。
2死と追い込まれました。
ここでバッターは代打の佐野が登場します。
佐野は確かに今や代打の切り札ですが、左のフランスアに対して左の佐野を送ったことで少し不安が頭をよぎりました。
しかし、佐野はその不安を吹き飛ばすかのように見事ライト前に同点タイムリーを放ちます。
まさに起死回生!
興奮は最高潮に達しライトスタンドはこの日一番の大歓声に包まれました。

ただでさえ試合開始が20分遅れた試合は延長戦に入ります。
この時点で時計は21時40分を指していました。
この試合、もし12回までいくとなると一体何時に終わるのだろうかという不安が芽生え、喜びに沸く心が少し現実に引き戻されました(笑) 終わるのが23時半とかだったらどうしようと…(笑)
しかし、延長に入った後は両チームともまるで手打ちをしたかのように淡々とした攻撃に終始し、広島は3イニング連続3者凡退、ベイスターズも四球のランナーを1人出しただけで3イニングでノーヒットに終わります。
結局12回引き分け。
試合終了時の時計は22時20分。
なんと3イニングをわずか40分でこなしてしまったことになります(笑)
広島はフランスアが10回も続投、一岡もまだ残っていましたし、ベイスターズもパットン、エスコバー、ヤスアキの勝ちパターン3人が丸々残っている状況でした。
両チームとも延長戦に良い投手が控えていたことでこの日の延長戦は淡々としたものになったのだと思います。

せっかく9回に佐野が土壇場で会心の同点タイムリーを打ったので、どうせなら勝ちたかったです。
でも、8回まで漂っていた敗色濃厚の沈鬱なムードを考えると「負けなくて良かった」試合とも思えます。
雨で開催が危ぶまれたゲームでしたが、主砲の先制打、引き締まった投手戦、若手の起死回生の同点打、熱いものを見れた良い試合でした。
そして、やはり広島は手強いし息が抜けない相手だと痛感させられた試合でもありました。
今後もこの2チームは激しく競り合ったゲームを繰り広げていくことでしょう。
この日の球場飯
ベイメンチ パルメザンチーズトッピング(350円)
@ベイメンチ(スターサイド)


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バッファローチキン ソルト&ペッパー(400円)
@PORT FIELD GRILL(ベイサイド)

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