こんにちわ。
球場飯ドットコム管理人のシャインです。
この記事を書いている今日6月26日現在すでに交流戦は終了しています。
今年のベイスターズは交流戦で10勝7敗1分けと見事3つの貯金を作り終えることが出来ました。
毎年交流戦に苦しめられてきたベイスターズですが、今のベイスターズにとって一番の苦しい相手は阪神です。
おそらく普通に戦力を客観視すれば、どう考えても阪神よりパ・リーグのソフトバンクや西武や日本ハムの方が強いと思います。でも、今のベイスターズにとっては阪神以上に怖いチームはないのです。
ベイスターズの選手達もこの交流戦の3週間は阪神戦が無いということで非常に楽な気分でのびのびと戦っていたように私には見えました。
そんな好調だった今年のベイスターズの交流戦の中でも、おそらく一番の劇的勝利だったと言えるのが6月9日の西武戦でした。
この試合、私はライトの外野席から観戦していましたので、そのレポートをしていきたいと思います。
この記事の内容一覧
梅雨らしいスッキリしない空模様
この日は11時ころにハマスタに到着しました。

この日の天気予報は曇り時々雨。
試合前から曇っていて、西の方に黒っぽい雲の様子も見え今にも雨が降ってきそうな雰囲気でした。
試合中の雨に備えて球団オリジナルのポンチョを購入します。


ブルーカラーの球団オリジナルポンチョ。
テレビで雨の日のハマスタを見ているとスタンド中が青一色になっていますが、その理由はこの球団オリジナルポンチョを着ている人が多い為です。
このポンチョ(500円)の内容物はポンチョ本体の他にリュックなどの荷物を雨から守る大きな袋と財布などの小物を入れる小袋の3点セットで構成されています。500円という価格にしてこの充実の内容は結構コストパフォーマンスが良いと思います。
このポンチョは雨が本格的に降ってくると売店に購入者が殺到したり、最悪売り切れたりするので、雨予報の時は試合前等に事前購入しておくのがお勧めです。
交流戦シリーズ。来場者にTシャツプレゼント!
この日は「交流戦シリーズ」と銘打ったイベントが開催されていました。
毎年「交流戦シリーズ」では来場者にTシャツが配られるのですが今年もTシャツが貰えました。
今年の交流戦のテーマは「海賊」です。対戦相手の西武の「山賊」打線に対する意味での海賊なのでしょう。


Tシャツのデザインもベイスターズ各選手が海賊の船員に扮したイラストになっています。
入場口で配られるTシャツはどの選手のものになるかは選べません。


私が貰ったのはパットンとエスコバーのTシャツでした(;^ω^)
内野のコンコースでは、自分が持っているTシャツのデザインと自分が欲しかった選手のTシャツの交換を求めるコーナーがありました。
そのコーナーで一番交換を求めている人が多かったのがこの「パットン&エスコバーTシャツでした」ww(つまり一番人気がないTシャツということです)
私も本当は今永&濵口のTシャツが欲しいと思っていたので、最初パットン&エスコバーTシャツだった時はちょっとガッカリしたのですが、ここのところエスコバーとパットンは良いピッチングを続けてくれているので、このTシャツを大事にしようと思いました(;^ω^)
柳沢慎吾がハマスタに来場!
この日のもう一つの目玉イベントは、これももはや毎年恒例となっている柳沢慎吾の始球式でした。
試合前、横浜公園の8ゲート前のステージ前に異常な人混みがありました。
いつもベイスターズのチアチームdianaがショーを行っているステージです。


普段のdianaのステージとは明らかに雰囲気が違ったので、何が始まるのだろうと思っていたら…

柳沢慎吾のステージが始まりました。これを見るための人混みだったのですね。
私はてっきり柳沢慎吾の登場は始球式だけだと思っていたので意表を突かれました。
柳沢慎吾はおなじみのマイク芸を披露し爆笑を取っていました。
それにしても柳沢慎吾の芸は老若男女、すべてのセグメントにウケる万能芸だなとつくづく思います。よく言う人を傷つけない芸ってやつでしょうか。
あと、柳沢慎吾って老けないですよね。
私が子供の頃から芸風も見た目もほとんど変わっていない気がします。
この後、柳沢慎吾は始球式にも登場。

毎年のことですが、柳沢慎吾の始球式は、始球式というよりもコントです。
その日のベイスターズの対戦相手にちなんだ高校と横浜高校の対戦の実況のモノマネをします。数年前の原監督時代の巨人戦では東海大相模、この日は対戦相手が西武ということで花咲徳栄と、横浜高校が対戦するという設定です。
ベイスターズにはちょうど花咲徳栄出身の楠本がいますので、楠本が花咲徳栄として駆り出されコントに参加していました。
奇しくもこの楠本がこの日の試合の主役に躍り出るとは、試合前の始球式の段階では誰も思ってもみなかったと思います。
あと、この3連戦は2013年にベイスターズで活躍したモーガンが来日し、様々なイベントに参加していました。
モーガンは相変わらず陽気で盛り上げ役として良いキャラクターをしていますね。
モーガンはこれからもベイスターズ球団と断続的に関係を継続してほしいなと思いました。
この日の座席はライト外野席
この日の座席は久しぶりのライトの外野席でした。ライトは今季初です。
31通路からグランドへ上がります。


心置きなく立って大きな声で応援できるライト外野席。
やっぱりここが自分のホームグランドだな、と思いました。



ハマスタの外野席はセンター方向に行くにつれてスコアボードがほとんど見えなくなるのですが515番の座席からはスコアボードもしっかり見えるのでとても良かったです。
しかし、実はこの12段515番は「わけあり席A」として設定されています。
この席、何が「わけあり」なのかと言いますと…

バッターボックスへの視界にちょうどポールが立っています。
まったくバッターが見えないわけではないですが、やはり結構見にくいです。
投手の投球は問題なく見えますし、フィールドへの視界もまったく問題ないので、このハマスタ外野席の「わけあり席A」はバッターが見にくいという点のみが「わけあり」ということになります。

試合開始
この日のベイスターズ先発はドラ1ルーキーの上茶谷。

対する西武の先発はこちらもドラ1ルーキーの松本航でした。
つまりドラ1対決ということです。
松本航はベイスターズも一時期、指名するのではないかという憶測が流れていた投手なので私もひそかに注目している投手でした。
しかし、ここまで防御率6点台とかなりプロの壁に苦戦している様子です。でも、西武の先発事情が苦しいとはいえ一軍で先発のマウンドを与えられているわけですから、潜在能力は評価されているのだと思います。
この日はベイスターズが初回から宮崎のタイムリーヒットで先制します。
松本航はドラフト時は150キロ台中盤の速球との触れ込みでしたが、この日は145キロ前後のストレートが多かった気がします。球筋も素直で投球フォームもオーソドックスなので、それほど威圧感や打ちにくさは感じませんでした。
対する上茶谷はここまで防御率3点台でローテーションをきちんと守り、6月1日のヤクルト戦では完封も記録しています。
ルーキーというよりも今や先発陣の中でなくてはならない存在になっています。
この日の上茶谷も球速は140キロ台前半が多く、あまり調子は良くなさそうでしたが、多彩な変化球と低めへの制球力で強力西武打線を5回まで2失点に抑え試合を作ります。

試合は中盤にベイスターズが追いつくもすぐに西武に勝ち越されるなど、シーソーゲームが展開されます。

8回表にここまでリリーフ陣随一の安定感を誇っていたエスコバーが1点を失いました。ここでライトスタンドの雰囲気的にもかなり万事休すという空気が流れました。
しかし、8回裏に意外過ぎる劇的な展開を迎えます。
西武のセットアッパー、ヒースをベイスターズ打線は攻め立てヒットと四球を絡めて2死満塁のチャンスを作ります。
ここで代打が送られ、バッターオープン戦首位打者を獲得した楠本。
なんとなんとなんと!楠本は代打逆転満塁ホームランをかっ飛ばします!
この日は曇っていたので、打った瞬間に打球は白い空に吸い込まれ、私は最初どこに打球が飛んだのかが分かりませんでした。
しかし周りのお客さんがレフトの方向を指さし絶叫し始めた為、すぐにとんでもない事が起きたことに気がつきます。
楠本のプロ入り初ホームランの打球が左中間の最前列に吸い込まれました。
その瞬間、周りのお客さんと大絶叫しながらハイタッチの嵐です。
正直、私の観戦試合の中でこの楠本のホームランがここ2年くらいの中では一番興奮した気がします。
それくらい劇的で鮮やかなホームランでした。しかも苦しんでいた楠本がプロ入り初ホームランをこんな最高の場面で打ったことにも驚きましたし、また、それだけに嬉しさも計り知れないものがありました。
8回裏に逆転したことで、9回表はもちろんヤスアキの登場です。


この日のヤスアキは球がめちゃくちゃ走っていて、最後のバッター山川には150キロ台の快速球を連発。
この回は源田外崎山川と続く怖い西武の上位打線でしたがヤスアキにしては珍しく(?)危なげなく3者凡退に抑えました。
見事、ベイスターズが6対4で逆転勝ちを収めます。



ヒーローインタビューはもちろん、代打逆転満塁ホームランの楠本です。
楠本は絶好調のオープン戦から一転して開幕から不振が続き、1ヶ月以上ファームでの再調整を余儀なくされていました。
その苦しさもあったのでしょう。ヒーローインタビューではプロ入り初ホームランの嬉しさと同時に目には涙が光っていました。


ヒーローインタビューには柳沢慎吾が再登場し、楠本を祝福していました。
まさか、柳沢慎吾も試合前に一緒にコントをやっていた若手選手がこんな大仕事をやってのけるとは思ってもみなかったでしょうwww



強敵・西武を相手にしたゲームで、しかも試合終盤に失点して突き放されるという嫌なムードの試合でしたので、なおさら楠本の代打逆転満塁ホームランが信じられず劇的な試合でした。
この劇的なゲームの余韻にしばし浸りながらこの日は幸せな帰路に就きました。


この日の球場飯
ベイ餃子ジンジャー(550円)
@ベイ餃子(ベイサイド)



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鉄板MIXホルモン(500円)
@ダイナマイトボウル(スターサイド)

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シウマイ10個入り(550円)
@崎陽軒(ライト外野)


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