こんにちわ。
球場飯ドットコム管理人のシャインです。
我がベイスターズ、4月の中盤から後半にかけて悪夢のような10連敗を喫し、我々ベイスターズファンは気分下げ下げの4月を過ごしてきました。
なんとか10連敗は止まりましたが投打とも不安要素は山のようにあり依然チーム状況は予断を許さない状態です。
4月30日からのヤクルト戦はなんとか勝ち越しましたが、5月3日からは苦手阪神との対戦です。
ハマスタでは蹂躙の限りを尽くされていますが、甲子園では4月に勝ち越していますので、祈るような気持ちで5月3日甲子園に向かいました。
この記事の内容一覧
甲子園駐車場事情~今津駅からパークアンドライド~
甲子園球場のオフィシャルでは「甲子園球場には駐車場はありません」を謳っております。
しかし実際には甲子園球場周りにはコインパーキングや民間の駐車場が多数あります。
akippaという民間駐車場のポータルサイトにも多くの民間駐車場が登録されていますが、甲子園でのイベント開催日の料金は概ね2500円~4000円ほどが相場のようです。
民間駐車場ポータルサイト「akippa」
また、タイムズや三井のリパークのような大手のコインパーキングもたくさんあるのですが、甲子園周辺半径1km圏内の駐車場は概ねイベント日特別料金が設定されており、だいたいが相場で15分300円というかなりの高額料金設定となっているようです。
15分300円だと1時間で1200円。試合時間が3時間30分として、球場滞在時間を5時間とするとそれだけで6000円になってしまいます。
5~6人で同乗しての来場ならいいかもしれませんが2~3人等の少人数での来場だとかなり割高感がありますね。
そこで私が甲子園に行くときにいつも利用している方法がパーク&ライドです。
ここで言うパーク&ライドとはあえて甲子園の最寄り駅から少し離れた駅前の駐車場に車を停めて電車で甲子園に向かうことを言います。
甲子園の最寄り駅は言うまでもなく阪神電鉄の「甲子園」駅ですが、その2つ先に「今津」という駅があります。今津と甲子園駅は距離にして1.5kmほどしか離れておらず運賃は当然初乗りの140円。時間もたった2分です。
今津駅周辺には格安の駐車場が多くあり、24時間最大料金が400円~700円くらいが相場です。これだと2人で行った場合でも駐車料金700+2人分の往復電車代560円で1260円で済みます。私はいつも甲子園に行くときは今津駅に車を停めて電車で甲子園に向かっています。
今回停めた駐車場はこちら

今津駅から歩いて30秒の「ESパーク今津水波」です。
料金は24時間最大700円。
甲子園に車で行くならパーク&ライドが絶対にお得です。
甲子園駅到着
- 甲子園駅
甲子園駅に着いたのが11時。
この日は14時試合開始だったのでちょっと早く着きすぎました。
甲子園の駅前にはスタバやコメダ珈琲、マックがあり暇つぶしには助かります。
私はコメダで1時間ほど時間を潰しました。
- 甲子園駅前のコメダ珈琲
このコメダは甲子園でのイベント開催日は非常に混雑するようで長居が禁止されています。
私もこの日は着席まで15分くらい待ちました。
甲子園球場へ
- 甲子園球場正面。2009年のリニューアルで一時蔦が無くなっていましたがだいぶ新しい蔦が育ってきましたね。
- ちなみに2013年に撮影した甲子園の正面。蔦がまだあまり育っていませんでした。
- 甲チケというサイトでチケットを購入すると甲子園正面のこちらの発券機で発券できて便利です。発券手数料もかからないからおススメです。
甲子園球場のチケットは甲チケから 甲チケ
- 喫煙所周辺にいたベイスターズファン同志。甲子園でベイスターズファンの方を見かけると本当に心強いです。
- 三塁側のアルプススタンド横を通って外野席に向かいます。
- アルプススタンド入口(14号門)
- レフトスタンドの下に甲子園歴史館があります
- レフトスタンドのお客さんはすべてこの18号門(青いテントの所)から入場します
今日の座席はレフトビジター応援席
球場内に入場しました。
座席は当然レフトビジター応援席です。
- 私のこの日の座席位置は42段151で目の前に通路の柵がありました。
- 42段の148~151は前に通路の柵がある為、足元のスペースがかなり広々としていて快適でした。
今回の甲子園でも“球場飯ドットコム恒例”の座席サイズ測定を行ってまいりました。
甲子園の外野席は非常に窮屈なことで有名ですが果たしてサイズはどんな感じなのでしょうか。
座面のサイズは横幅が約40cm、縦幅が約25cmほどでした。
しかし席間の幅がまったく無く、体格の良い男性同士が隣り合うと確実に肩が触れ合うレベルです。これは結構きついですよね。
なお、足元の幅は意外にも35cmほどあり、ハマスタの外野席よりは全然余裕があることが判明しました。
ハマスタの外野席は上の通り。
甲子園と比べてもかなり狭いですね…
ただ、甲子園の外野席が不快適な点は別のところにあります。
下の写真をご覧ください。
1列の席数多すぎwwwwwww
段によっても異なりますが、だいたい平均で1列に約20席ほどが設置されているようです。
1列に20席という事は真ん中の席の人は通路に出るまで約10人の人の前を「すいません」と言いながら跨いでいく必要がありますwwwww
これはかなり苦痛ですよね…
ちなみにハマスタは…
- レフト側ホーム外野指定席9列725番
だいたい1列が10席前後です。
これくらいだと真ん中でも出やすいですね。
甲子園球場には席数減にはなってしまいますが、なんとか外野席の列の真ん中に通路を増やす努力を熱望したいですね。
これだけ1列に席数が多いと身動きも取りにくくなりますので防災上の観点からもあまり良くない気がします。
試合開始前の光景
- 試合開始1時間半前。客入りはまだまだです。
- シートノック
- 乙坂に執拗にちょっかいを出す筒香1
- 乙坂に執拗にちょっかいを出す筒香2
- 乙坂に執拗にちょっかいを出す筒香3
- ベイスターズスタメン発表。沸き立つベイスターズファン。
- この日は子供の日向けのイベントでスコアボードの選手名がすべてひらがなです。
- ちかもとこうじ
- 近本が子供の頃なりたかった職業はパン屋さんだそうです。どうでもいい情報を教えてくれるスタメン発表ですね(笑)
- スタメンキッズ。子供たちが守備位置で選手にサインをもらっていました。
試合開始
14時。試合が始まりました。
- 1回表。勝利の輝きファンファーレ。
この日はメッセンジャーが復帰登板するのではないかと言われていましたが、先発は西でした。
メッセンジャーももちろん嫌ですが、西もパ・リーグを代表する好投手でしたので初対戦で攻略するのは厳しいだろうな…と思っていました。
しかし2回表。
ランナー1、2塁から神里のライトへのヒットを放ち2塁ランナー筒香が果敢にホームへ突っ込みます。
しかし判定は本塁タッチアウト。
外野から見ていてもタイミング的には確かにアウトのように見えましたが、ラミレス監督はリクエストを要求します。
ビデオ検証中に甲子園の場内にスローVTRが流れたのですが、キャッチャーのタッチが遅く、タッチの下を筒香がスライディングで滑りぬけている映像が映し出されました。
それを見た瞬間、ベイスターズファンが沸き立ち阪神ファンは静まり返っていました。この時点で判定の覆りは決定的な雰囲気に。
結局、スローVTRで映し出された通り判定は覆り、ベイスターズが1点を先制しました。
しかし、この無謀な本塁突入が成功したことで味をしめたのか、3塁の上田コーチはこの後この試合でもう一度ギャンブル的なランナーの本塁突入を指示します。
結局それがこの試合のキーポイントとなりました。
- ベイスターズの先発はなんとプロ初登板初先発の2年目阪口皓亮
先発投手の駒不足が深刻なベイスターズはこの日、2年目の阪口皓亮が初登板初先発。
ネット上では「学徒出陣」とか「ヤケクソ采配」とか揶揄されていましたが、なかなかどうして。阪口は初回から150キロ超の快速球を連発し、苦手・阪神打線を冷静に抑え込んでいきます。
まだあどけない顔をした19歳の阪口ですが、非常に肝が据わっていて頼もしく感じました。
ビジター応援席のベイスターズファンからはストライク1球入るごとに大声援が飛びます。
結局、阪口はテンポのいい投球で5回を2安打無失点の好投。
しかしラミレス監督はいつものように6回からピッチャーを交代します。
ラミレス監督は若い投手には将来を見据えてあまり長いイニングを投げさせないように配慮し、好投していても必ず5、6回で交代させます。
しかし、この日の阪口は5回終了時点での球数もわずか66球でしたし、非常にテンポのいい投球をして阪神打線もわずか2安打と打ちあぐんでいましたから、この投手交代は阪神側に流れを渡してしまったような気がしました。
そして、案の定6回裏、代わった国吉が先頭の上本にあっさりと被弾し、あっという間に阪口のプロ初勝利は消えます。
このあたりはラミレス監督の若手選手の将来を見据えた采配ですが、もう少し試合展開や流れを読んで臨機応変さがあってもいいような気がします。
国吉はこの後なんとか後続を打ち取り、その後の石田エスコバーも無失点で繋いで、試合は9回まで1対1と締まった展開が続きました。
- 愛嬌を振りまくトラッキー
- ベイスターズのラッキー7
- 阪神のラッキー7
試合は1対1のまま、9回表に入りました。
9回、阪神は藤川を投入しますが、今日の藤川は明らかに制球が定まっておらず先頭のソトに簡単に四球を出します。
そして続く筒香がセンターの頭上を越える大飛球を放ちます。
私はレフトスタンドからその大飛球を見ていましたが「入れ!入れ!」と叫びながら祈るもフェンスオーバーまであと30cm届かず打球はフェンス最上部に当たります。
センター近本がクッションボールを少しファンブルしたのもあってか、1塁から激走してきたソトに3塁コーチャーの上田コーチは本塁突入を指示します。
しかし1塁から走ってきたソトの走りは明らかに馬力不足で、本塁は楽々とタッチアウトとなってしまいました。
続くバッターがロペス宮崎と続く場面でしたし、ソトの走力を考えても、ここはまったく欲張る場面ではなかったと思いました。
結局、この回無得点に終わったベイスターズは流れを明け渡し、10回裏阪神大山にセンター越えのサヨナラヒットを打たれてサヨナラ負けを喫します。
- サヨナラ勝ち直後の阪神ナイン
- 大山のヒーローインタビュー
- スコアは1-2×
この日の収穫は阪口が思いのほか、いい球を投げていたし、メンタルも強そうだと分かったことでしょうか。
ベイスターズは若手に京山飯塚など有望な若手がいますが、突然四球を連発したり、ピンチで制球が乱れたりといまいちメンタルが安定しない子が多い気がします。
そんな中で、甲子園の阪神戦という一番プレッシャーの強い環境で飄々と好投を果たした阪口は本当に大したものだと思いました。
課題としては、やはり根本的に攻撃が淡白だという事に尽きますが、上田コーチの走塁指示の状況判断ミスやラミレス監督の投手交代のタイミングなどベンチワークも冴えないなぁという印象を強く持ちました。
期待された今シーズン、序盤に思わぬ苦戦を強いられていることで、首脳陣が焦る気持ちも分かるのですが、今一度基本を徹底する等、つまらないミスを減らしていくことが今後の浮上のカギになるなという事を痛感しました。
- 試合後、うなだれるビジター応援席
この日の球場飯
KIRIN一番搾り(700円) @ 売り子さん
- 甲子園の一番搾り
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甲子園のキリンの売り子さんのタンクには「レフトスタンド○位」と掲示されています。
- レフトスタンド3位の売り子さん
これは完全にキャバクラシステムですね。2位の売り子さんに常連さんと思しきお客さんが大量に貢いで(ビールを購入して)いるのをよく見ました。「俺の力でお前に1位を取らせてやるからな」みたいな感じなのでしょう(笑)
氷入りカクテルチューハイ(550円) @ 売り子さん
- カクテルチューハイぶどう味
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牛すじどて焼き串(350円) @ ライブレストランファイア
- 牛すじどて焼き串
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タタキきゅうり(250円) @ ライブレストランファイア
- たたききゅうり
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モダン焼き(800円) @ 鶴橋風月
- モダン焼き
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楽しく読ませて頂きました。
甲子園の外野席の椅子リニューアル前はもっと狭く、あれでも通路増やしたんですよ笑
以前は1列20席以上ありましたから。しかも椅子の下はコンクリートでスペースない。
リニューアルで通路増やし椅子の下にスペース作ったんです。
ビジターファンの方はデーゲームだとずっと陽射しガンガンに浴びてるから大変ですよね。
はな 様
こんにちわ。
コメントをいただきありがとうございます。
私が初めて甲子園に行ったのが2013年でしたのでリニューアル前の甲子園は未体験だったのですが、あれより1列の席数が多かったとは…ちょっとヤバいですねw
今は確かに椅子の下にカップホルダーも出来て…そう考えると快適になったと思えますね。甲子園は日差しが厳しいですが、雰囲気が楽しいのでいつも遠征を楽しみにしています。今後もよろしくお願いいたします。