こんにちわ。
球場飯ドットコム管理人のシャインです。
通常は野球場の球場グルメに関する記事を書いている当ブログですが、今回は番外編として12月1日に中山競馬場へ競馬を観に行ってきた時の様子をレポートします。
いつもベイスターズ戦を一緒に観戦しているM氏が競馬ファンでもある為、私も年に1度は彼に付いて競馬場へ観戦に行きます。
今回は中山競馬場の指定席、Vシートで観戦してきました。中山競馬場の指定席はすべて暖房が効いた屋内である為とても快適でした。
この記事の内容一覧
最寄り駅「船橋法典駅」からナッキーモール(専用地下道)を通って中山競馬場へ
中山競馬場の最寄り駅は武蔵野線の「船橋法典」という地味な駅です。閑静な住宅街ともいえるし、わりと畑もあったりしてノドカなところでもあります。
船橋法典駅から中山競馬場までは徒歩10分くらいの距離があるのですが、専用の地下道が整備されており、雨の日でも1滴も濡れることなく到着することが出来ます。
その専用地下道の名前は「ナッキーモール」
- 専用地下道の入口
船橋法典駅の改札を出てすぐ左手に地下道の入口があります。
- オシャレに改装されたナッキーモール
以前のこの地下道は白い壁とタイル張りの殺風景な雰囲気でした。
しかし昨年2018年からのリニューアルで壁面にはサラブレットのデッサン風イラストが描かれ、ところどころカラフルなデジタル装飾も施されてかなりオシャレな雰囲気になりました。
- 動く歩道も設置されています
専用地下道を10分ほど歩きますが、動く歩道を使って競馬場に向かうとあまり遠さを感じませんでした。
また、競馬場が近づいてくると歴代の有馬記念の優勝馬が掲示されていて楽しめます。
中山競馬場の中へ入場
船橋法典から専用地下道を歩いてくると、まず馬場内エリアに接続します。
- 快晴の馬場内エリア
- 馬場内広場にはアスレチック遊具が設置されていて、たくさんの親子連れが遊んでいました
馬場内エリアにはアスレチック遊具の他にもゴーカートや雲のじゅうたんというトランポリンのような遊具もあります。下手な大型公園に行くよりもよっぽど子供が一日中退屈しない仕組みが出来上がっている感じです。ここで子供を遊ばせておけばお父さんは心置きなく馬券に集中できるでしょう(^^
いざ指定席 Vシートへ
この日私と友人M氏の座る指定席Vシートは正面スタンドの4階になります。
- Vシートは革張りのクッション性がある椅子でなかなか快適でした
- テーブルのセンターにはモニターがあります
- この日のVシートは午前11時にはほぼ満席でした
Vシートは4コーナーを曲がって直線に入るあたりが正面になる位置です。ゴールを間近で観たいという方には向かないかもしれませんが、叩き合いが始まるレースが白熱しだす瞬間を正面で観られるので結構熱い席だと思います。
ちなみにゴールを間近で観たい方はA指定席を選択するといいですね。
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出典:JRA公式ホームページ
Vシートの前にはKシートという、1席の広さがVシート2席分というエグゼクティブなシートがあります。

実はVシートとKシートは席の広さが倍も違うにもかかわらず値段が同じです(2800円)。
ただ、Kシートは非常に人気であっという間に売り切れてしまう為、普通のネット予約ではほぼGETは無理なのではないかと思われます。
もし本気でKシートを獲りたいと思ったらJRAカードというJRAが出しているクレジットカードに入会する必要が出てくると思います。
- JRAカード
このかーどを持っていると3回前の木曜日から先行販売で指定席が買えます。一般会員は2回前の木曜日からの発売ですので購入期間に1週間の差があり、これが大きいです。
私は一般会員なのですが、2回前の木曜日12時にログインした時点ですでにKシートはもちろんAシートやBシートもほとんど売り切れていて、かろうじてVシートが残っていた感じです(どうやらVシートが一番人気が無いようです)
JRAカードの入会はこちらから
年会費は1250円(税別)です(初年度は年会費無料)
中山競馬場のグルメを堪能
さて、いよいよ中山競馬場のグルメの紹介です。中山競馬場にはたくさんのフードコーナーがあります。
ただ、東京競馬場と比べると、高級感のあるレストランやオシャレなお店は少なく、庶民的なお店が多い印象です。
今回は3つのフードを紹介します。まずは老舗の風格があるこちらから!
まぐろ寿司(1050円)
@和可奈(地下1階 レストランプラザ)
- 和可奈の入口
和可奈は寿司や海鮮丼のお店です。写真の右に見える円柱形ボックスの中にいるおばちゃんから食券を買うシステムです。
奥に進むとカウンターがあり、その中で職人さん達が本当に寿司を握っています。競馬場の寿司だからといって甘く見てはいけません。職人さんが握った本格的なお寿司が競馬場で味わえるのです。しかも1000円前後の値段で!これはお得だと思います。
私はまぐろ寿司の食券をカウンターに出しました。しかし、ここで重大な欠点が!
職人さん達が手で握っているのでとにかく時間がかかりました。そりゃそうですよ、競馬場のキャパシティのお客さんに手で握った寿司を提供しなくてはいけないのですから。スシローやかっぱ寿司みたいに機械で作った寿司なら大量生産できるのでしょうが、それをしないところにこだわりを感じます。
しかし、結局カウンターに食券を出してから提供まで40分以上かかりました。私は痺れを切らして待っていられなかったので一度席に戻って時間を潰してからお店に寿司を取りに行きました。
和可奈でお寿司を食べたい時は時間がかかることを前提に前もって注文しておくことをお勧めします。
- まぐろ寿司(1050円)
さて、そして肝心のまぐろ寿司のお味なのですが…めちゃくちゃ美味いです!
40分待った甲斐がありました。正直、競馬場で食べるお寿司としては最高レベルではないでしょうか。さすが、ちゃんと人が握っているだけあってシャリには適度な人肌が感じられます。ネタもマグロ特有のネットリとした濃厚な旨味が感じられて本格派な寿司です。
提供時間は異常にかかりましたが、競馬場で食べるお寿司とは思えないくらい本格的な寿司を楽しめました。おススメです。
味 | 95点 |
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ボリューム | 80点 |
また食べたい度 | 100点 |
総合評価 | 90点 |
牛すじ煮込み(600円)
@KASUYA(地下1階レストランプラザ)
- KASUYA店舗
- 牛すじ煮込み(600円)
大阪名物のかすうどん(ホルモンの脂分を徹底的に削ぎ落したものを乗っけたうどん)が名物のKASUYA。
そのKASUYAであえて名物ではなくサイドメニュー牛すじ煮込みをチョイス。
味が染みていて濃厚な味わいです。脂身に甘味があって結構美味しい。ただ、こんにゃくの割合が高くて肉のボリュームが少ないのはマイナス点かもしてません。でも、ビールのおつまみとしてはなかなか満足度高い一品ですね。
味 | 70点 |
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ボリューム | 40点 |
また食べたい度 | 60点 |
総合評価 | 65点 |
フライドチキン(350円)
鳥千(地下1階ファーストフードプラザ)
- 鳥千の店舗
- サクサクの衣の中にはさっぱりとしたチキンの胸肉が。余計な味付けはいっさいナシの潔さ!
中山競馬場の名物とまで言われている「鳥千」のフライドチキン。東京競馬場にも鳥千は出店しているとのこと。
このフライドチキンの特徴は余計な味付けがいっさいされておらず、そのままで食べると衣とチキンの味がダイレクトにガツンとくることです。ケンタッキーやコンビニチキンのようにフライドチキン=濃い味付けがされているというイメージが強い中、この潔いまでの素材そのまま具合は新鮮です。
トランス脂肪酸含有量が極めて低い大豆白絞油で揚げられているという逸品は中山競馬場に訪れたら是非食べてほしい絶品フードです。ちなみに素の味では物足りない方は店頭に備え付けの塩やケチャップをかけることも可能です。
味 | 85点 |
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ボリューム | 60点 |
また食べたい度 | 90点 |
総合評価 | 85点 |
まとめ
久しぶりに訪れた中山競馬場ですが(約5年ぶりくらい)依然に比べてかなりキレイになっており、指定席の座席も座り心地の良いクッション性があるレザー生地になっていてとても快適でした。やはり冬の指定席での競馬観戦は室内で空調の効いた中山競馬場に限りますね。2月に入ると東京競馬場での開催に移りますが、東京競馬場の指定席は野外である為、寒さが厳しい中での観戦になる事が必至です。冬に行く競馬の指定席観戦は毎年12月~1月がおススメです。
また、フードのレベルが恐ろしく高いことに驚嘆しました。元々、競馬場のフードは充実しているな、という印象だったのですが久しぶりに中山競馬場に行って改めて痛感しました。
とくに和可奈のお寿司は競馬場の1000円前後で食べられるフードとしては信じられないレベルです。普通にカウンターのお寿司屋さんで出してもいいくらいのクオリティですね。
というわけで中山競馬場は子供向け遊具が充実していたり、絶品グルメが目白押しだったり、指定席は屋内で快適、など競馬に興味のない方や子供連れで1日楽しめるテーマパークです。
また、近いうち赴いて中山競馬場のグルメをレポートしたいと思います。